全ての道は”かもしれない運転”に通ず……添乗指導In吉野
先日、新人Iさんの4t添乗指導で奈良県吉野郡まで行かせて頂きました。
この日のテーマは、〇出発時の5点確認 ○右左折時のリアオーバーハングの確認 の2つ。
“出発時の5点確認”
トラックには死角がたくさんあります。その死角を出来る限り確認してから発進させる。
①左側後方死角②左ミラー③バックモニター④右ミラー⑤右側後方死角
の5点を確認してから発進させます。5点確認とともにトラックに乗り込む際の左回り乗車をすることで更に安全に発進することが出来ます。
“右左折時のリアオーバーハングの確認”
トラックは乗用車と比べてはるかにリアオーバーハング(後輪から車体最後部までの長さ)があります。そのため、右左折時にハンドルを切るとリアオーバーハングが40センチから50センチほど振り出します。
このリアオーバーハングの振り出しが右左折時に直進レーンの後続車に接触したり建物や壁に接触したりすることがいわゆる「尻振り事故」というものです。
経験の浅いドライバーさんは乗用車感覚でハンドルを切ってしまい、この尻振り事故を起こしてしまいがちです。これを防ぐために、ハンドルを切る時はこのリアオーバーハングの確認を徹底すること、特に右左折時は直進レーンの後続車が来ていないか確認しつつハンドルをじわっと切っていくことが必要です。
https://twitter.com/i/status/987326406701953024
この2つを特に意識して運転してもらいました。
吉野のコースは特に道が細く商店がたくさん並んでいて先の見えないカーブがたくさんあるので、かもしれない運転を体に染み込ませる絶好のチャンス。
見えないカーブの先に車が停まっているかもしれない、対向車がセンターラインをはみ出してくるかもしれない、人が飛び出してくるかもしれない、そういう気持ちで運転することがとても大切です。
先に触れた出発時の5点確認と右左折時のリアオーバーハングの確認も根本的にはかもしれない運転の考え方から発展したものと言えます。
事故防止のための行動・手順というものは全て“かもしれない運転”に通じています。
…全ての道は“かもしれない運転”に通ず…
“かもしれない運転”を合言葉にその意識を常に持って、藤俊運輸株式会社は安全を最優先に確実丁寧な輸送サービスを通じ地域社会の発展に貢献してまいります。